豊島さんのコラム「換気扇の紹介編」

熱交換型換気扇 1

熱交換型換気扇 1

さて、前回で「シックハウス」を前提にしたシリーズは一旦終了!?これからは今まで以上に「住まい」に対して幅広く取り上げますので、自分ならではのもっと快適なスタイルを考えていきませんか!?

とはいえ、もちろん今までの「シックハウス対策」につながる要素もあります♪せっかく、何回にもわたっての「換気扇」だったので引き続きまだまだ?ある機能を知ってみてはいかがですか!?

あるメーカーでは換気空気設備として商品名「ロスナイ」となっていますがそれって何?と思ったこと、ありませんか?!実は・・・無駄を減らしお財布に優しい節約が出来る「熱交換換気」機能など、いろいろなロスが少ないというコトで「ロスナイ」なんですよ♪

この熱交換のしくみとは、室内の汚れた空気の熱と、室外の新しい空気(室内と温度の異なった)を熱交換素子がなかだちをして温度を中和する、換気(排気)の時に捨てられる室内の熱を上手にリサイクル(熱回収)・・・つまり、エアコンなどで快適になった室内の温度をそのままに保たせる働きをしてくれるのです。

この機能がついてないってコトは・・・換気の際、熱を保った快適な室内の空気をそのまま外に出し、さらに温度差のある外気を取り入れていたのです!つまり「熱交換換気」機能で省エネ効果も大!!

すでにおわかりになった方もいると思いますが、次回はもう少しわかりやすく、具体的?につづく・・・です。お楽しみに♪

熱交換型換気扇 2

熱交換型換気扇 2

前回に引き続き、待ちにまった?言葉通りのロスが少ない熱交換換気設備機、別名「ロスナイ」ならではのお話しです♪

梅雨入り、そして大暑・・・エアコンもそろそろ大活躍し始めているのではないでしょうか!?前回も感心されたと思いますが、このロスナイにはまだ肝心な機能があるんです!

実は湿度も中和させて空気の交換を行ってくれます♪雨はもちろん、曇っていても湿気が多いので乾かず洗濯物を室内に干すこともありますよね!?室内に湿気がこもり、いや~な臭い&湿気でカビ発生・・・こんな時にも悩まされずに快適に過ごしていただけるのです♪

また今の季節だけでなく、実は冬の気温差で起こる結露・・・こんなコトに対しても活躍してくれます。このロスナイで湿度調整ができると解消される悩みがいっぱい・・どんなに重要なのかおわかりいただけたのでは!?

この湿気は、今までの住宅ですと自然に排出されていましたが最近はサッシの性能も高いので勝手に・・とはいかず、逆にこもってしまい住まいにも影響が出てしまうのです!またこれから益々暑くなり、日中もエアコンをフル活動・・・ そんな時、熱リサイクルの原理による換気で外の蒸し暑い空気がそのまま入り込まず、 快適&キレイな空気=エアコンの温度&風量も抑えられる=冷暖房費の節約&エネルギー消費にもつながります♪

ところで、以前は夜になれば涼しくなっていたのに、最近は熱帯夜・・・。これは日中、エアコンを作動させているときの室外機から放出されている熱が夜の涼しさを邪魔しているのです。エアコン・・・冷暖房などの設備器具を使うことで限りある資源を消費するだけでなく、自然にまで影響が・・。。。

自然にやさしくするコトは、もちろん人間にも関係してきます・・・大切にしませんか?!資源、冷暖房費の節約♪

床下換気扇 1

床下換気扇 1

今回からは「えっ!そんなところにまで?」と思われがちな・・・「床下にも重要な換気」についてです。

外から家周りの下部をのぞいてみるとありませんか!?何だか錆び付いたような「縦格子の柵」これが床下の空気(基礎の部分)の流れをよくするための換気口です。

まずは換気口をふさぐような状態・・・前に物置など障害になる物を置いてはいないでしょうか!?せっかく換気口があるのに自然に空気が入り込むのを邪魔してしまうので確認をしてみて、移動など検討してくださいね♪

さて、なぜ床下を換気しなくてはいけないの?と思われていませんか!?

床下には家本体はもちろん床、畳を支えるための土台や骨組みがいっぱいあります。実は床下は構造上、複雑になっていて外部の環境などによっては空気が上手く流れにくくなってしまうことがあります。自然に換気されなかった空気はどこへ!?床下の湿気を保ってしまい少しずつですが、土台や骨組み、部材、畳や床、押入れにまで流れ込んでしまうのです。

土台に対しては実感しにくいかもしれませんが、何だか洗面所や脱衣場の床がフガフガ?畳が湿っぽい?床下収納庫がカビ臭い?押入れが湿っぽく服にカビが・・・なんて感じたコトはありませんか?この症状の原因には床下の換気不足も関係しているのです!それに湿気大好きなシロアリまで発生してしまうことも!!

もちろん、床下の構造上きちんと処理されている場合もありますので危険!とは決め付けられません。床下換気扇設置の悪徳業者なども多くなっていますので注意してくださいね!次回からはもっと突き進んだ?内容になっていきます・・・お見逃しなく~♪

床下換気扇 2

床下換気扇 2

さて、前回でどれだけ「床下換気」が大切なのかわかっていただけたのではないでしょうか!?湿気を床下に貯め込まない=基礎がいつまでも丈夫=耐震強度対策にも!

床下換気扇にも、いろいろ種類が・・・その前に動かす為には電気が必要!電源にはコンセントからと太陽電池と2種類あるんです。

設置した以上、ランニングコストがかかる→自然・・タダで供給できる「太陽電池!」と思われるのでは?でも、まずは初期費用を考えなくてはなりません。

コンセントからの場合は床下に設置する標準的な費用となります。念のため電気配線に関係してくる外回りに防水コンセントまたは、部屋から設置場所の近くに電源は?また、前回あげた基礎に換気口がないと換気扇設置の手間にも変化が・・・確認してみてくださいね♪

太陽電池の場合はパネルを屋根などに設置する費用が発生するので高額になります。太陽電池の設置費用さえ負担すれば後はタダ!?換気扇の電気代で考えると初期の設置費用は約4~5年分と考えられています。ただ、電気製品の保障期間は通常1年間。それ以降は故障や点検、補修などの費用は自己負担となります。

また、太陽の出ない時は供給がストップする場合も・・・雨だったら外気も湿度が高いから必要はない?と思われるのでは!?それでも、そんな時こそ空気を循環させるのは大切なのです。

洗濯物を室内に干したときに扇風機をまわすと早く乾きますよね♪床下も同じです!ただ使い方、器具によっても耐久年数や費用の発生など異なりますので、うま~く床下を換気させるのにピッタリ条件を各ご家庭で考えてみては!?

コンセント電源など、ご心配な方は気軽に当社にご相談くださいね♪

床下換気扇 3

床下換気扇 3

いよいよ、本題!?の「床下換気扇」以前、取り上げていた室内換気扇同様に前回の電源により、さらにその中でも機能が異なってくるのです!

まずは、太陽電池で作動するタイプ。太陽によって運転=晴れていて屋外が乾燥→乾燥した空気が床下へ。日射量が少ないと外気の湿度も高くなるので、湿気の多い空気を床下に入り込まないよう運転が自動的に停止となります。

次にコンセントで作動するタイプ。まずはタイマーによって毎日一定の設定した時間にだけ、自動で運転するんです!ちなみに・・・設定時間で適当なのは、屋外が乾燥しているお昼前後の時間帯です。ただこの場合は、天候によってはせっかく乾燥した床下に屋外の湿気を伴った空気が入り込んでしまうコトも!

実は・・・もっと賢いのが日射量に関係なくセンサーで屋外の湿度をキャッチして、湿度の低い時にだけ運転=常に乾燥した空気が床下へ!!これだったら、天候を気にせず「おまかせ」できますよね♪もちろんタイマー型とともに、ちょっとした停電や一度に電気容量がオーバーしてブレーカーが落ちても再設定する必要がないバックアップ機能がついています。

また換気扇ではないけど、ファンがまわり床下の空気を動かす役目の拡散タイプ(扇風機!?)もあります。換気扇と併用して使うのが有効です。

う~~~ん、どれにしたら!?と悩まれるのでは?でもまずは、やはり空気を循環させる=設置場所が大切です!それによってどのタイプがベストなのかが変る!?この続きは次回へ・・・お楽しみに♪

床下換気扇 4

床下換気扇 4

さて、皆さまにもだいぶ「床下換気扇」が身近になってきたのではないかと思います♪

室内の換気扇は空気の汚れを追い出すための場所(局所換気)に1台、その排出の手伝いとして空気を取り入れる給気口といった具合に設置しますよね。

床下はとくにきちんとした間仕切りもなく?広い空間・・・では、何台?どこに設置したらいいの??と気になってきたのでは!?

家・・・まずは床の面積10坪に対して1台を目安として考えてみてくださいね♪ ただ、30坪以下でも運転の効果をきちんと得るためにはやはり3台以上の設置がオススメです。そこで、通常は換気扇本体3台+コントローラで1セットとなっています。もちろん、各ご家庭の広さや状況によっても台数が変ってきます。

またそれ以上に大切なのは、室内と同様で空気の流れを考えた設置場所です!!せっかく、広さに対して適正な台数にしても意味がナイ!?といった状況にもなってしまうコトも! 当然ですが、床下には乾燥した空気を取り入れて湿気を伴った空気を排出しなければなりません。

それならば・・・新鮮&乾燥した空気の取り入れ口としては日中の太陽の動きや陽射しを考えて南側と東側、排出口としてはその反対側の北側と西側に設けるのが一般的です。 逆に取り付けていたら設置の意味はもちろんなくなり、反対に逆効果で床下ジメジメになってしまうコトも!? もちろん、各ご家庭の床下には法規で定められた換気孔が設置されているのでその孔を利用する形となります。

ただ、この設置する位置には床下ならではの一工夫?も必要になってきます。 その追加内容+まだあるちょっとしたポイントはまた次回に・・・♪

床下換気扇 5

床下換気扇 5

いよいよ、今回で「床下換気扇」も最終章!?少し込み入った内容になりますが、実はまだ重要なコトが!

床下の換気扇を設置の際に利用する大切な部分の「換気口」初回に紹介した障害物をなくし空気のスムーズにするコト以外にもう1つ確認が!?

ゴミや虫などがついたままになっていると、鋼鉄製のものはサビが付着、樹脂製でも変色や変形してもろくなってしまいます。年末の大掃除と一緒に、たまには点検&お掃除をしてくださいね♪

また床下に換気扇を設置の際、「Vol.36」に沿って配置をしてもコントローラーは!?同じくらいに重要なのはおわかりですよね。

状況によって設定変更などがしやすい場所にするのはもちろん、屋外の状況で作動するセンサータイプの場合は太陽の動き、陽射しを常時安定して感知できる位置も考えなくてはなりません。

その他にも、床下の空気の流れを考えて設置するため、換気専用の開口部を設ける→補強が必要!

また、床下に外気・・気温差のある空気を入れるということは!?せっかく乾燥した空気を取り入れても温度差で室内に結露が起きたら大変ですよね!床の断熱、床下の空気が室内に入り込まないようにするなど「ひと工夫」が必要です!

今回は、直接的には見えない部分ですが実はとーっても大切な部分です。各、ご家庭で変ってきますので当社や専門業者に相談してくださいね。

本年のコラムは今回で終わりですが、来年も一層お楽しみに♪

台所換気 1

台所換気 1

2006年末、やっと?数回に渡った「床下換気扇」が完結して2007年新たな年を迎え、ますます身近&新しいテーマでお送りしますので、本年も引き続き宜しくお願い申し上げます!

まずは、一番身近だったにも関わらずまだ取り上げていなかった『台所換気扇』

1年に1度?・・・年末の大掃除で苦労されたご家庭も多いと思います。。。どうせだったら交換したい!と切実に感じた方、せっかくキレイにしたのだからと油や汚れが1番つきやすい吸い込み部分「換気扇本体の枠」や「フィルター」など換気扇の形状に合った使い捨てカバーを取り付けた方もいらっしゃるのでは!?

今までのコラムの流れで、もうおわかりですよね♪この「台所換気扇」も種類がいろいろ・・・機能や設置場所など、各ご家庭によって適した機種を選んでいただいてこそ本領が発揮されるのです!

ただ、その前に今回の大掃除後のお手入れ方法にも要注意!?せっかくの使い捨てカバーが換気能力を落としてしまっているコトもあるのです。吸い込み口にティッシュペーパーを当ててみて、換気扇がきちんと作動しているか確認してみてくださいね。過剰&不適切な汚れ対策は禁物ですよ!

さて、次回からはいよいよメイン!?一層深~くなっていくのでお楽しみに♪

台所換気 2

台所換気 2

前回から始まった「台所換気扇」大きく分けると2種類・・・さて、ご存知でしょうか!?

昔からある羽・・・プロペラが回って汚れた空気を直接、排出・・・つまり羽を通して外が見えるタイプ、プロペラファン。

一応、最近はこのプロペラが直接露出しないよう囲ってあったり、さらに羽に油汚れが付着しにくいようにフィルター(網)でカバーがされていたりします。いくら羽は隠れていても実際は羽が回る部分約30cm角が開口されています。(屋外に作動させる際に開くシャッターがあるので羽以外の部分全てが外部にさらされているのではありません)

冬など作動中はもちろん、作動させなくても隙間といった感覚で外の空気が室内に入ってきて寒~い・・といったコトがあります。

そしてもう1つは、シロッコファンと呼ばれているタイプ。

このシロッコファンは、フィルターで覆われていて直接排出させる機能は見えませんが、奥にドラム式のような羽が設置されていて汚れた空気をまとめて排出します。例えば、換気扇の後ろや横が直接屋外に接していなくて何か遮るものがあってもダクトによって排出が可能です♪

それでも、やっぱり羽から外が見える=障害物もなく目に見え確実に汚れた空気とすぐにさよなら出来るプロペラファンがいいわ~と思われる方もいるのでは?!その考えが一変してしまう!?シロッコファンには機能はもちろん、利点がいっぱいなんです!!続きは次回へ・・・♪

台所換気 3

台所換気 3

前回、台所換気扇として紹介した「シロッコファン」最近、台所をリフォームする際に勧められたり、耳にしたり・・・増えていませんか!?でも、なぜいいのかしら!?と思われている方必見です♪

まずは、少しおさらい?になりますがドラム式とは・・・全自動の洗濯層といった感じで、層に小さな羽根があり回転しながら汚れた空気をかき集めて、屋外の直径約15cmの開口目指して排出させています。

多くのタイプがフィルターで油などを取り除くようになっていますが、メーカーによってファン(羽)の回転する遠心力を活用して、汚れた空気中の油分を受け皿にたまるようになっていて整流板といったパネルがあるだけでフィルターがない!なんてタイプもあります。

また、空気の流れを考慮したメーカー独自の曲面形状になった整流パネル&空気誘導がセットされていて、IHなどの煙上昇が弱いヒーターでも排気は安心フィルター無しタイプも♪

何が嬉しいかはおわかりですよね!?フィルターがない=目詰まりもなく吸い込む力が落ちない&何より、フィルターの細かい部分につくベトベト油汚れの掃除の必要がなく、フラットな整流パネルと油受け皿だけで掃除もラクラクです!!

ただフィルター式のタイプにも油が受け皿にたまりやすいような形状でフィルター本体にこびりつきにくいように工夫されているタイプもあります。フィルターだけにこだわらず他にも、新鮮な空気を取り入れながら排気する同時給排気タイプも・・・。

またまた次回へ続く~です、お楽しみに♪

台所換気 4

台所換気 4

だんだん?ほとんど??「シロッコファン」の良さも理解でき、もうバッチリ!?でも、まだまだ奥が深~い・・・このコラム愛読者の皆さまにはわかっていただいているのでは♪

今まではお掃除ラクラクが主流でしたが、今回?は汚れた空気をどうしたら早く&キレイに・・・・台所で快適に過ごすには!?です。

まずは、前回の最後に触れた「同時給排気タイプ」通常、本体には排出させる機能だけになっていますが、これはコトバの通りシロッコファン本体に排気以外にも給気(屋外空気の取り入れ)のための接続口が備わっています。外(自然)の流れに合わせ、空気を取り入れるタイプとファンがついていて強制的に取り込むタイプなどがあります。

どちらにも、給気・排気口ともに外部にシャッターがついていて、使用する時だけ外気と交流するので室内環境に変化が起きないようになっています。これはシロッコファンならではのタイプです♪

もちろん、通常の換気扇や前回紹介のお掃除ラクラクタイプであっても給気口や窓が近くにあれば汚れた空気は、スムーズに外に排出されるのは、もうおわかりですよね!?

キレイな空気を吸って吐く・・・ひたすら吐き続けるのは難しい、人間と同じ?

では♪最近の住宅は、気密性能が高く室内の温度差も少なく快適ですが、自然に外気が入ってこない(隙間がない!)ので昔のように換気扇を作動させるだけでは、なかなか汚れた空気が外には出て行ってくれないのです!

掃除、快適室内環境・・・建物の気密を守りやすいなど、シロッコファンには良さがいっぱいあるのがわかっていただけたのではないでしょうか♪

どのタイプにするかは各ご家庭の環境によって異なり、せっかく設置しても機能が発揮されない場合もありますのでご注意を!信頼の出来る専門業者・・もちろん当社にもお気軽にご相談くださいね!!

代表取締役 豊島 潔
代表取締役 豊島 潔