壁紙「ケナフ」シックハウス症候群とは、建物が原因での「めまい」「吐き気」「頭痛」「平衡感覚の失調」「呼吸器疾患」などのいろいろな症状が表れて、住んでる人が体の不調を感じる事です。 低ホルムアルデヒドの材料はいろいろありますが、その中でも最近眼や耳にする機会の増えた「ケナフ」。木材ではなく、アオイ科ハイビスカス属の1年草植物です!木材繊維に代わる新しい非木材資源であり木材と違って畑で栽培&1年で収穫できるのです。 一般の植物よりも多く炭酸ガスを多量に吸収することにより、二酸化炭素濃度の高まりによる地球温暖化の防止にもつながると考えられています。茎(皮・芯)の繊維が壁紙・炭建材用ボード・・・などの材料となってます。私達の身近では、ハンバーガーの包装紙ティッシュペーパーなどがあります。 これから、自然素材の低ホルムアルデヒド材料として和紙などと同様に、ケナフ紙が持つ独特の風合いを生かした材料としてどんどん広がっていきそうです。 塗り壁「珪藻土」最近、よく耳にする素材 『珪藻』 とは、世界中に5万~10万種類が生息していると言われる植物プランクトン。そして 『珪藻土』 は、1~2000万年かけそのプランクトンが海や湖の底に堆積し化石化して出来たものです。産地・その地層によって、主に色の違いがでてきます。よって、色・素材感・仕上がりの調整等『いろいろなデザイン』が可能です。自然素材ですので室内空気を汚染する有害な化学物質を出しません。 さらに表面に無数の細かい孔があり、優れた呼吸性『消臭・空気清浄効果』も持ち合わせています。その無数の孔で湿気を吸収&放出し 空気中の湿度を一定にコントロールする役目をしています。それ以外にもカビ菌が珪酸質のおかげで定着しません。 ただ、「クロス」に比べ乾燥に時間がかかるコトをお忘れなく!!それに、職人さんの腕が反映されるコトも!♪ 畳えっ?こんな特徴が?今回は「畳」 シックハウス症候群に防ぐためには・・・以前「空気をキレイに!」と取り上げたのを 覚えていらっしゃいますか??? その為には、風の通り道を考えましょうという話♪ しかし、知らず知らずのうちに室内の空気を浄化してくれるものがあるのです!!それは・・・どこの家にも1部屋はある?和室の『畳』。日本に古くから伝わるものは中国大陸からきたものが多い中、畳は日本の民族が作ったといわれてるだけあって日本特有、夏の高温多湿・冬の寒さ&乾燥の風土にピッタリ。それは、畳一畳に対して500ccの水分を吸収&乾燥という放湿作用があるのです。 また、畳表には空気中の有害な二酸化窒素を吸着、その後50%~80%は無害な一酸化窒素となり空気中に戻るのです。(大気汚染学会誌により)また畳の内部はスポンジ状になっていて温度 調節の役目もしてるのです。外の寒い空気を遮り、温まった空気は外に逃がさないという保温効果も!こんなに、人に優しいってご存知でした!? もちろん、お手入れも念入りにして大切に使ってくださいね! フローリング「無垢材」全部が安全じゃない!?最近身近になった・・・今回は「フローリング』 通常、カーペット・畳に比べて安全!と思われがちな『フローリング 』ただフローリングも『無垢』と言われる天然の素材をそのまま使ったタイプ、何枚かの材料が貼り合せになってるタイプ・・いろいろとあります。貼り合わせのMDFフロアは、接着剤を使用した合板、MDFの基材内部から未硬化および硬化した接着剤それぞれの化学反応によってホルムアルデヒドが長期間発生し続けるため、室内の汚染レベルが下がるのに時間がかかることが知られています。 ただ、貼り合わせでもMDFでないフロアは、製造工程においてホルムアルデヒドを放散するような接着剤塗料を使用せずフローリングから放散するホルムアルデヒドの量がはるかに低い、自然 と同等極めて微量なものもあります。 無垢のフローリングは張り合わせではないので安全性が高いというコトをわかっていただけるのではないでしょうか?ただ・・塗装にも注意が必要です。よく相談して決めましょう♪ |
代表取締役 豊島 潔 |