住まいの外装、点検のススメ

ここにきれいになった建物の写真はありません!
リフォーム前の写真ばかりです。
ご自宅と見比べてください。

外装点検・屋根

コロニアル葺
コロニアル葺
初期段階は、いずれの屋根も塗装がはがれたり、薄くなってきます。 次に、こけが生えます。
コロニアル葺
コロニアル葺
中には割れている家も。
カラートタン葺
カラートタン葺
錆が出てきて、トタン材に穴があく場合も。

いずれにしても、そこから雨水が入り、部屋に雨漏りし、内装を汚します。 それだけでなく、屋根の下地材を腐らせて家自体の耐久性を悪くします。

上記の屋根材の場合、築後もしくは、改装(葺き替え、塗り替え)後、7~8年で塗り替え時でしょう。 いずれも専門の塗料で解決しますが、これ以上、放置すれば屋根材の吹き替えになってしまいます。

ちょっとココも!

テレビのアンテナから錆が…。

アンテナの部材が鉄製のものだと写真のように錆が出て、屋根を 汚します。 屋根材にも良くありません。 ステンレス製のものがありますので、お勧めします。

また、台風でアンテナが気になる場合、ケーブルテレビという方法もあります。

外装点検・屋根 その2

屋根に生えた苔
屋根に生えた苔 (写真A)
剥がれた防水膜、錆びた笠木
剥がれた防水膜、錆びた笠木 (写真B)

家によっては、屋根が屋上や陸(ろく)屋根といって、平らな屋根もあります。

そういう屋根には、必ず防水がしてありますが、写真Aのようにこけが生え、亀裂が入っていると、そこから必ず雨漏りします。

写真Bは、見た目はきれいですが、やはり防水膜がはがれていますし、笠木(写真Bの上に見える部材)がさびていたり、はがれたりしていると、そこからも雨水が入ります。

このような屋根は、前に紹介した屋根以上に手間がかかってしまうので、早めに処置をして下さい。

外装点検・軒廻り

軒廻りが木製の場合
軒廻りが木製の場合 (写真C)
表面の塗料がはがれて、夏の日焼けした肌のようにぼろぼろと落ちています。 こうなったら、即塗り替えを! いずれ木部が腐り、取替になります。
軒裏が木製の場合
軒裏が木製の場合 (写真D)
やはり塗装がはがれ、いずれ写真のように軒裏の材料自体が腐り破損します。 これは、古い家の場合、軒裏をベニヤで仕上げていることが多いためです。 モルタル塗りの場合でも、亀裂に注意しましょう。

写真C写真D共に、早い段階なら塗装でOK。 目安はやはり7~8年です。

但し、防火のことを考えれば、塗装の前に不燃材や難燃材を貼るなど対策されたほうが、メンテナンスのことを考えても良いと思います。

外装点検・外壁

外壁にこけ
外壁にこけ
特に北側や隣家が近いときなど、写真のようにこけが生えてくる場合があります。 これは、湿気が多い・雨漏りしているなどの可能性がありますので、状況を見て処置したほうが良いでしょう。
外壁にひび
外壁にひび
ひびも気になりますが、髪の毛程度のものならまだ大丈夫かと思いますが、写真のようにひびが大きい所は修繕しましょう。 ひびによってはコーキングなどで処置しますが、あまり大きいとモルタルを塗り直す必要があります。
外壁の塗料がはがれている状態
外壁の塗料が・・・(木質系の外壁の場合)
外壁の塗料がはがれている状態
屋根と同じ状態です。木部ですからこのままだと腐ってしまい、貼り替えになります。 初期段階なら(塗料がはがれているだけ)、塗り替えも可能です。 ただし、建物の防火やメンテナンスを考えると木以外のもので施工されることをお勧めします。
施工例:横浜市I邸(2002年)

外壁は、汚れなどが目立つところなので、わかりやすい所です。 汚れについては、その度合いにもよりますので、必ずしも手を加えなければいけないものではありません。

ただ、あまり汚れていると、リフォームのセールスマンに狙われるかも?

外装点検・外部の木部

塗装が剥がれた窓枠
塗装が剥がれた窓枠 (写真E)
塗装が剥がれた玄関ドア
塗装が剥がれた玄関ドア (写真F)

写真Eは、雨戸や窓枠などもう塗り替えをしないといけない状態です。 軒廻りと同じで塗装がはがれてきています。 このような状態が進むと、木部が腐り、窓枠などは取替になります。

やはり、木以外の(アルミサッシなど)ものに取り替えたほうが良いでしょう。

玄関ドアの場合、写真Fのようになりますと、塗り替えても元の状態まで復元するのは難しいです。

その他の場所と同じく、外壁なども7~8年が塗り替えの目安です。 木部は特に要注意で、 ほうっておくと、貼り替や取替など大工事になります。

外装点検・工務店からのアドバイス

ちょっと前までは、塗り替えは10~15年が目安でした。 しかし、酸性雨等によって、建物の傷みのサイクルが早くなりました。

でも、多くの例が早期であれば、塗装工事ですみます。 雨漏りや外部の腐朽・破損は、建物のためにも良くありません。 ご自分でも気をつけていただきたいのですが、屋根の上など危険な所もありますので、時にはプロに点検してもらいましょう。

また、外部の工事は、ほとんどの場合足場が必要です。 足場代も高いですから、出来れば屋根と外壁は同時に施工したほうが割安です。

工事をお考えの時には、そのタイミングをプロに聞いて下さい。 天候のこともありますし、工期も長くなる可能性があるので工事計画をしっかり建てましょう。

  早期 末期
屋根 塗装工事
(一部電気工事)
屋根工事
木工事
塗装工事
(一部電気工事)
軒廻り 塗装工事
雨樋工事
木工事
(板金工事)
雨樋工事
塗装工事
外壁 塗装工事 木工事
板金工事
左官工事(モルタルの場合)
塗装工事
我々は医者と同じなのだ

外装点検・まとめ

以上のことを参考に、ご自宅を点検しては?「写真と同じ所がある!」という人は、早急に工事のご検討を。 「微妙だなー」と言う人もご連絡ください。 無料で診断しますし、ご希望があればお見積いたします。

案外工事が簡単に出来そうとか、そろそろ変えどきかな?といった情報がわかり今後のリフォームの計画の参考にしていただければと思います。 逆に工事が難しい場合、どういった処置をしたらいいのか等のご提案も致します。 お気軽にお声を掛けてください。

お電話、またはこちらの問い合わせフォームからお気軽にどうぞ!

代表取締役 豊島 潔
代表取締役 豊島 潔